2012年5月22日 (火)

職員健診が始まりました!

当院では、職員健診が始まりました。
職場や、地域、学校での健康診断や、医療機関での人間ドックなどを定期的に受診することは、とても大切ですが、年に1度の診察だけで安心というわけではありませんbearing
定期健康診断をふだんの生活習慣と健康状態を確認する機会にもしてほしいと思います。
「禁酒」「禁煙」「塩分の制限」「運動習慣」など、慣れ親しんだ生活スタイルを変えるのは容易なことではないですよね。
しかし、生活習慣を改善するきっかけは、どんなところで出会うかわからないと思います。職場健診などのほんの1枚の問診票でも、自分を知るためのよいチャンスだと思い、振り返りながら、記入してみてください。
生活の問題点だと思うことがみつかったら、無理な目標ではなく、まずは、達成可能な目標を立ててみましょう。

2012年5月 9日 (水)

院内勉強会 ~ 4月19日 ~

 

平成24419日に院内勉強会を行いました。看護部はじめ、様々な職種の


スタッフが集まり、熱心に耳を傾けていました。【
MOP(モップ)会につい


 】の発表がありました。

  MOP(モップ)会について 

 希望した職員が集まって、職員自らが院内の改善に努めようと考え発足したのが

MOP会です。モチベーションアップ会の略称で、大きくは病院内での課題等を抽出

して自ら改善活動を行う等、病院の強みを認識し体系化して職員で共有し、更なる

変革を生み出す事を目的としています。活動は始まったばかりで会員で模索しな

がらも、経営理念である【霧島市民に必要とされる病院づくり】に基づいた、一人

一人の職員が高いモチベーションを保ち輝いて働けるような職場づくりを目指して、

まずは小さい事からコツコツと活動していくとのことです。

Mop


2012年4月27日 (金)

院内勉強会

 平成24年3月23日(金)に院内勉強会を実施しました。院内勉強会は月に2回実施しています。今回は、身体拘束廃止対策委員会から『今年度(H23.4~H24.3)の報告』とNST研修に行った栄養科の迫課長より『NST(栄養サポートチーム)』についての発表がありました。

 身体拘束廃止対策委員会からは、看護部の奥園部長代理が発表。
身体拘束は急性期病院のみならず慢性期病院でも大きな課題の一つとなっており、身体拘束がされている患者がいないということは、病院として『質の高い医療』を提供しているという一つの指標となります。当院では、病院全体として「身体拘束ゼロ」を目標として取り組んでいます。
 今回の発表では、身体拘束廃止対策委員会が中心となって行われた身体拘束ゼロ・廃止を目標とした取組の報告が行われました。
 1.身体拘束となる具体的行為についての検討。
   ■ベッドから落ちそうになる患者。
   ■点滴等のチューブを外す患者。
 2.身体拘束の調査を実施。
   ■月に1回現場のラウンド。
   ■毎日、身体拘束の状況を、病棟毎に記録。
 3.身体拘束の廃止が困難な事例についての改善策。
   ■クッションの利用。
   ■動き方の観察をして、一か所の柵を外す。
   ■何か好きな事を見つけて、それに集中してもらう。
 4.身体拘束廃止対策委員会の活動方向。
   ■病棟毎に記録したもの等で情報共有し改善策を検討。
   ■リハビリの側面からの支援・助言。
 結果として、日中は巡回を多くして見守る等の対応を話し合ってきた結果、食事時間帯以外では拘束のない対応が可能となっているとのことで、今後も「身体拘束ゼロ」を目標として取り組んでいきます。

 『NST(栄養サポートチーム)』については、研修に参加した迫課長より報告がありました。『NST(栄養サポートチーム)』とは…、1人の患者の栄養状態を異なる職種の専門家が集まり、チームアプローチで評価を行うことにより、治療の効果が最大限になることを目的として行われています。当院では、日本慢性期医療協会のNSTの研修に藤﨑院長、看護部の吉原、薬剤師の松枝、管理栄養士の迫が参加し、4人1チーム体制で早速取り入れて参ります。

2012年4月19日 (木)

『腎透析リハビリテーションの現在』という公開講座

4月7日(土)午後6:00~8:00、鹿児島大学医学部保健学科で諏訪の杜病院からの

講師4名から、腎透析に関わるリハビリテーションの運動療法の実際と最近のトピック

を学んできました。土曜日の夕方にも関わらず100名の聴講者が集まっていました。

今までの運動療法の実際としては、評価や運動強度の設定が難しいことや、他部門の

スタッフ同士の連携があまり取れていなかったことがありましたが、今回の研修で学ん

だ事は、状態・リスクを把握した上で、積極的なリハを実施することで、栄養状態、血液

データにも影響をもたらすという報告がなされていました。

今回の勉強会での経験を、前回のブログにも紹介してある、栄養サポートチーム(NST)

や、リハビリテーション看護、介護、コメディカルと医師が連携した腎透析患者様のリハ

ビリテーションの質向上に繋げていけるように努力して参りたいと思います。

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2012年4月 7日 (土)

栄養サポートチーム研修に行ってきました。

31日から4日まで日本慢性期医療協会、日本健康・栄養システム学会共催の「栄養サポートチーム研修会」が行われました。

当院からは、藤﨑院長、吉原看護師、松枝薬剤師そして管理栄養士の迫が参加しました。

当初の定員は160名の予定でしたが、当日会場には300名を超える参加者が集まり4日間30時間の(かなりハードな…)研修プログラムを受講しました。

2010年に栄養サポートチーム(NST)が認められ、20124月の改定で、療養病棟も算定可能となったため、参加者はみんな真剣(必死?)でした。

急性期病院の入院期間がどんどん短縮されて行く中、その後を慢性期病院でしっかりケアしていかなくてはいけない現状があります。慢性期病院では、看護もするし介護も必要。

そんな患者様がたくさんいらっしゃいます。NSTは急性期も慢性期も同じですが、実際の現場で行われるNSTは全く異なるものなのではないかと思います。

また、慢性期病院には『エンド・オブ・ライフ』の問題があります。患者様がどのような最期を迎えたいかを患者様本人、ご家族と話し合い、いざという時に最善の対応が出来るような体制作りを行う事が大切だと思いました。

余談ですが、研修中毎日有名どころのお弁当が提供されました。とにかくハードスケジュールでランチの時間も40分でしたので、お弁当の時間だけが楽しみ(まるで小学生のような…)でした。執行部の方々のご配慮に感謝いたします。

Nst

2012年3月21日 (水)

インフルエンザのお話 ~ 薬局から ~

 インフルエンザは鼻、咽頭、気管支などを標的臓器とするインフルエンザウィルスによる感染症で、日本では11月から4月頃までの初冬から早春にかけて流行します。例年、12月頃から患者さんが増え始め、2月初め頃にピークを迎えることが多いようです。今年は寒さが厳しかったせいか、3月に入ってからもインフルエンザの発症数が依然多い状態が続いております。

◎ インフルエンザと普通の風邪との違い
 インフルエンザと普通の風邪は、症状に多少の類似性はありますが、病気の種類としては全く違うものです。インフルエンザは普通の風邪に比べて急激に発症し、全身症状が強く、高熱を伴い、気管支炎や肺炎などを合併して重症化することが特徴です。インフルエンザは流行が始まると、乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を短期間に巻き込む点も普通の風邪とは異なります。また、死亡率が格段に高いという点でも、普通の風邪とは異なります。

◎ インフルエンザ感染のしくみ
 インフルエンザは、感染患者のくしゃみ、咳などで吐き出される微粒子(飛沫)を介して他の人に感染します。比較的大きい粒子は、近くの患者(約一メートル)から直接周囲の人の呼吸器に侵入してウィルスの感染が起こりますが、ごく細かい粒子は長時間空気中に浮遊し、また、一旦床に落下した大きい粒子でも、冬場乾燥した状態では水分が蒸発し乾燥収縮した飛沫核になり、再び空気中に舞い上がり、これが吸い込まれてウィルスの感染が起こります。
 以上のことから、感染を予防するには、人が多く集まるような所へはなるべく行かないこと(マスクをする!)、感染患者には近づかないこと、外出した後はうがい・手洗いを徹底することが大事です。
 また、風邪症状や発熱などの異常があるときは、早めに受診されることをお勧めいたします。

◎ 抗インフルエンザ薬について
 インフルエンザに対する特異的な治療薬として、タミフルやリレンザ、イナビルなどが知られています。これらの抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に服用することにより、効果を発揮します。
 抗インフルエンザ薬については、精神障害に関する副作用が問題になっています。これまで抗インフルエンザ薬は飲んでも脳内に移行しないとされておりましたが、最近、理研分子イメージング科学研究センターの高島忠之氏らは、アカゲザルを使った陽電子放射型断層撮影法(PET)により,成人脳と幼児脳におけるタミフルの脳内移行性を詳細に比較した結果,タミフルの幼児脳への移行が成人脳より数倍高いことを報告しています。
 しかしながら、これらの結果をもってしても、精神障害が本当に抗インフルエンザ薬による副作用なのかどうかははっきり分かっていないのが現状です。また、インフルエンザウィルスそのものによって起こる症状とも考えられています。
 従って、現段階では10歳未満の小児に飲ませるときには慎重に診察及び観察が必要になりますが、抗インフルエンザ薬はインフルエンザウィルスに直接作用してその増殖を効率的に抑制してくれる良い薬ですので、誤った情報には惑わされないようにして、発熱・悪寒等のインフルエンザの症状が現れたときにはすぐに病院で診察を受け、抗インフルエンザ薬が処方されたときには指示通りにしっかりと吸入または飲むようにしてください。

〈参考文献:SAFE-DI:ガイドラインシリーズ〉

2012年2月 6日 (月)

インフルエンザにご注意ください ~ 看護部 ~

国分平野では梅の花がほころび始めましたが、
寒さが厳しく、インフルエンザが猛威をふるっています。

対策としは、咳エチケットを守り、手洗い、うがい、マスクの基本を守ってください。
そして、自己免疫を高める努力も予防の重要なポイントです。睡眠、栄養、保温
を充分とるように心掛けてください。

「風邪は万病の元」
と、昔から言われています。早期発見、早期治療が一番です。
早めの受診が大切です。

※看護部からのお願い
入院患者様は自己免疫力が低下しています。風邪気味の方のご面会は
どうぞお控えください。ご配慮頂ければ幸いです。


                               

                              国分中央病院
                              看護部

2012年1月23日 (月)

インフルエンザにご注意を  ~ 外来 ~

こんにちはhappy01

一月になり外来患者様の中にも、インフルエンザの方が少しずつみられるようになりましたsnow

小学校や中学校では、学級閉鎖になったところもあるようですねweep

今回は、インフルエンザに感染しないように、また、他者に感染させないようにするためのアドバイスをご紹介しますwinkshine

まずはウイルスに接触しないように人ごみを避けることです。

ウイルスは感染した人の咳やくしゃみ等のしぶきに多く含まれていて、そのしぶきを吸い込むことで感染します。しぶきは1~2メートル飛ぶため、人ごみを避けることで感染のリスクを減らすことができますflairflairflair

また、ウイルスをまき散らさないように咳エチケットを守ることが大切です。咳・くしゃみをする際は、ティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆って、人のいない方向を向くように心がけましょうgawk

ウイルスに感染しないためには、手洗いうがいも重要ですpapershine

ウイルスはドアノブや電車のつり革、受話器など、様々なものに付着しています。それらに触れた手で口や目に触ると感染リスクが高まります。外出先から帰った時、食事の前などは手洗いうがいを忘れずに行いましょう。また速乾性のアルコール消毒も併せて行うと効果的ですcherry

更に、加湿器を使って湿度を50~60%に調整したり、部屋の温度を暖かく保てば、ウイルスの活性化を弱めることができますscissors

食事や休養に気を付けて、ウイルスに負けない抵抗力をつけることも大切です。

食事は栄養バランスを考えながら、たんぱく質やビタミン類、食物繊維などをしっかり取りましょうappleまた、疲れていると体の抵抗力が落ちてしまい、ウイルスの攻撃を受けやすくなるので、意識的に心身を休めるように心がけましょうconfident

まだまだ寒い季節が続きますが、体調を崩さないようにお互い気を付けましょうwinkclover

2012年1月19日 (木)

「なぜ、健康診断を受けるのでしょうか?」 ~健診室~

こんにちはhappy01heart04        

みなさんは今年度の定期健康診断はお済みですか?

定期健康診断は、1年に1回定期的に実施しなければなりません。

そこで、今回は労働安全衛生法で定められている定期健診における必須検査項目について紹介したいと思います。

    身体計測(身長、体重)

    腹囲

    血圧測定

    視力検査

    聴力検査

    尿検査(糖、蛋白、潜血など)

       胸部レントゲン

       心電図

       血液検査(貧血検査、血中脂質、肝機能検査など)

といったものになります。

尚、従事しているお仕事の業務内容によっては、上記に追加して受けるべき検査項目があったり年2回の実施義務があったりと様々な規定があります。

なぜ健康診断を受けるのか

それは...bud             

初期に自覚症状が現れにくい生活習慣病の予防の為ですwinkshine      

脳血管疾患、心疾患、高血圧症、糖尿病などの生活習慣病やがんなどは、初期には自覚症状が現れません。  

 自分の健康状態を普段から把握し、病気を早期発見し早期に治療することは、重い病気を予防することにもつながります。そのためには、定期的な健康診断が欠かせません

 

少なくとも、年に1度は健康診断を受けて、

それを毎年継続しましょうrocksign01sign01sign01        

2012年1月12日 (木)

いぶすき菜の花マラソンに参加しました。 ~リハビリテーション室~

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。fuji

リハビリテーション室の津江です。

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私は1月8日(日)に指宿市で開催されたいぶすき菜の花マラソン大会に参加してきました。国分中央病院から他数名が参加しました。happy01

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今までも参加するチャンスはありましたが、「走るのは苦手だから」と参加することはありませんでした。今回は締切直前に同僚に誘われ「挑戦してみたい」という気持ちになり、32歳にしてマラソン初参加となりました。

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17,000人を越える参加者の中で最高齢は89歳だったそうですhappy02沿道には多くの方が絶えず応援して下さり、地元の方々が給水・給食(豚汁、生ジュース、カツオの腹皮、ぜんざいなど多種多様)をふるまって下さいました。菜の花も咲き、池田湖や開聞岳を眺めながらのレースなので走りながら指宿を満喫できました。scissors

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10km程しか満足に走ることができず、あとはほとんど歩き、後半は歩くこともやっとでした。10km以降、沢山のランナーに追い越されはじめは悔しかったのですが、残りの気が遠くなりそうな距離をゴールすることを目標に頑張りました。結果7時間20分でなんとか完走することができました。smile

42.195kmがこれほどきついとは想像をこえていました。これを期に運動を始めて来年は記録を更新したいと思いますrock

今年はリハビリテーション室としても個人としても目標を追いかけて頑張っていきたいと思います。

皆さんも来年のいぶすき菜の花マラソン大会に参加してみませんかsign03