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2017年2月

2017年2月28日 (火)

患者様に寄り添う看護を目指して

こんにちは!国分中央病院/2病棟の看護師です。

私達の働く国分中央病院3階には、『多目的ホール』という場所があります。大 きなテレビがあって、患者様がテレビを見たり昼食を食べたりと、リラックスしていただく場となっています。

さて2病棟には長期の入院が必要な患者様も多く、やっぱりご家族が恋しくなったり、一日も早くご自宅に帰りたいというお気持ちの強い方もいらっしゃいます。そこで理学療法士を中心としたリハビリスタッフから、患者様のリハビリを多目的ホールで行いながら、病院職員と患者様、または患者様同士の交流を深めることで、少しでも患者様のお気持ちにゆとりを持っていただけないだろうか、と言う提案がありました。そして1月末より、多目的ホールにてリハビリを行っています。

  • リハビリテーションの様子

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今まで病棟の看護師・介護士は、病棟からちょっと離れているリハビリ室での患者様のご様子は、なかなかじっくり見ることができませんでした。しかし病棟すぐ近くの多目的ホールでリハビリが行われることで、日頃のカンファレンスだけでは伝わらない、詳細な患者様の状態やお気持ちに触れることができ、より患者様お一人お一人にあった看護を考える、良いきっかけとなっています。

これからもあらゆる機会を活用して、患者様に寄り添った看護とは何かを、考え続けていきたいと思います。


2017年2月20日 (月)

地域医療介護連携室ってなに?

みなさん、こんにちは!
さて、国分中央病院の玄関付近、道路に面したところに、もう一つの「ドア」があることをご存知でしょうか?そのドアは、国分中央病院の「地域医療介護連携室(略して、地域連携室です)」という部署の入り口なんです。

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地域連携室という名称にある「連携」ってなにかと言いますと…。

地域住民の方と病院のつながり、病院と他の病院のつながり、病院と介護施設のつながり、または病院と行政のつながりなど、医療や福祉サービスを必要とする地域住民の方と各医療・福祉機関とのパイプ役として、連携していく活動を行っています。

現在、国分中央病院の地域連携室には、看護師1名とソーシャルワーカー4名が勤務しています。この5名で、入院・退院の相談・調整・医療相談・福祉相談等の患者様に関する総合窓口業務を行い、さらには患者様がより良い医療・福祉サービスを円滑に安心して受けて頂くことができるようがんばっています。

地域連携室の最も重要なキーワードのひとつに「多職種連携」が挙げられます。多職種連携とは様々な専門職(医師・看護師・薬剤師・療法士・介護福祉士・歯科衛生士・社会福祉士・ケアマネージャ・管理栄養士・放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士・医事!)が互いに連携を取ることをいいますが、これは同じ目的に向かって患者様への支援をスムーズに行うためには欠かせない要素なんです。

このお話をぜひしたいのですが、ちょっと長くなるのでまた次回、具体的にどのような「多職種連携」をとっているのかを、転院相談から退院までの流れにフォーカスをあててご紹介したいと思います。

2017年2月14日 (火)

訪問看護サービスを画像でご紹介

こんにちは!国分中央病院/訪問看護ステーションの看護師、池田です。
2月に入り梅の花もちらほらと咲きだしました。暖かい春ももうすぐですね♪

以前このブログで、「訪問看護サービスを利用するには?」というタイトルで、少しだけ訪問看護サービスのご案内をさせていただきました。その内容と重複しますが、訪問看護は、病気や障害を持ちつつも、病院ではなく、住み慣れた家や街で過ごしたいという方を支援するサービスです。

今回は、私たち訪問看護師がどのような看護を行っているか、画像でご紹介します。

・人工呼吸器の管理

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・胃ろうの管理

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・食事介助

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そのほか、入浴介助などなど。
住み慣れた家でいつまでも安心して暮らしたい、でも健康に不安がある…そんな時は私たち訪問看護師にお手伝いさせてください。

ご相談はお気軽に、国分中央病院/訪問看護ステーション(TEL:0995-73-7111)までご相談ください。

2017年2月 6日 (月)

中央材料室へようこそ!

こんにちは!今回は国分中央病院で(あまり?)目立たない部署、中央材料室(以下、中材-ちゅうざい-)のご案内をいたします。

中材では、国分中央病院のほか、病院に隣接するサービス付き高齢者向け住宅/メディカーサ国分中央で使用する医療器具の洗浄・消毒・滅菌作業、および医療材料や消耗品の仕入れ業務を行っております。

治療に使用した器材は、血液などの目に見える汚れのほか、目には見えない微生物や細菌が付着している可能性があります。不用意に使用済み器材を扱えば、院内感染などの危険があります。

そこで中材の出番です!

使用済み器材を適切に洗浄して付着した細菌数を減らし、次に消毒薬にて生存する微生物を減らし、さらには滅菌器で、全ての微生物を死滅させるように処理をします。滅菌は重要な仕上げの工程となりますが、高温に耐えられる器材は「高圧蒸気滅菌装置」で、高温に弱いゴムやプラスチックなどの器材は「酸化エチレンガス滅菌装置」でと、器材に応じて使い分けて、確実な滅菌を行っています。このように中材は、院内感染を防ぐ重要な役割を担っている部署なのです!

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さらに院内等で使用する医療用材料・消耗品の仕入れ・保管、各部署への配達業務も重要な業務です。

昨今、医療用材料・消耗品はディスポサブル化(使い捨て)が進んでおり、その分種類も増えて、仕入れも増加傾向にあります。各部署スタッフが必要としている物品が在庫不足にならないよう確実に届け、また再滅菌物が期限切れで使用不可にならないように見回るため、常に足・腰・目(?)を鍛えております。

また余分に仕入れて無駄な経費につながらないように、日々の在庫管理を心掛けております。

治療や看護を陰ながら支える部署で、直接患者様と接することはありませんが、常に患者様が、安心して安全な医療を受けられるよう、陰ながらがんばっています。