中央材料室へようこそ!
こんにちは!今回は国分中央病院で(あまり?)目立たない部署、中央材料室(以下、中材-ちゅうざい-)のご案内をいたします。
中材では、国分中央病院のほか、病院に隣接するサービス付き高齢者向け住宅/メディカーサ国分中央で使用する医療器具の洗浄・消毒・滅菌作業、および医療材料や消耗品の仕入れ業務を行っております。
治療に使用した器材は、血液などの目に見える汚れのほか、目には見えない微生物や細菌が付着している可能性があります。不用意に使用済み器材を扱えば、院内感染などの危険があります。
そこで中材の出番です!
使用済み器材を適切に洗浄して付着した細菌数を減らし、次に消毒薬にて生存する微生物を減らし、さらには滅菌器で、全ての微生物を死滅させるように処理をします。滅菌は重要な仕上げの工程となりますが、高温に耐えられる器材は「高圧蒸気滅菌装置」で、高温に弱いゴムやプラスチックなどの器材は「酸化エチレンガス滅菌装置」でと、器材に応じて使い分けて、確実な滅菌を行っています。このように中材は、院内感染を防ぐ重要な役割を担っている部署なのです!
さらに院内等で使用する医療用材料・消耗品の仕入れ・保管、各部署への配達業務も重要な業務です。
昨今、医療用材料・消耗品はディスポサブル化(使い捨て)が進んでおり、その分種類も増えて、仕入れも増加傾向にあります。各部署スタッフが必要としている物品が在庫不足にならないよう確実に届け、また再滅菌物が期限切れで使用不可にならないように見回るため、常に足・腰・目(?)を鍛えております。
また余分に仕入れて無駄な経費につながらないように、日々の在庫管理を心掛けております。
治療や看護を陰ながら支える部署で、直接患者様と接することはありませんが、常に患者様が、安心して安全な医療を受けられるよう、陰ながらがんばっています。
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