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2016年8月

2016年8月24日 (水)

患者さんも職員も満足できる看護・介護をめざして

こんにちは!
国分中央病院には、入院患者さんの状態によって役割の異なる、4つの
病棟があります。今回はそのうちのひとつ、私たちの勤務する「1B病棟」
からのご案内です。

1B病棟には38床のベッドがあり、「在宅復帰機能強化型の療養病棟」と
なっています。ちょっと難しいですよね…。主にどのような役割の病棟か
というと、けがや病気などでどこかの病院に入院された方で、「治ってき
たけど、自宅に帰るにはもうちょっと治療やリハビリが必要」という患者さ
んに、主にご利用いただきます。今はご高齢の方が多く、ご自宅や介護
施設に帰ることを目指して、入院生活を送っていらっしゃいます。

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私たち1B病棟の看護師・介護職員一同、できるだけご自宅にいる時と

同じ様な環境づくりを心掛け、制限された入院生活を安全・安楽に過ご
していただけるよう援助させていただいております。

また患者さんにご満足いただくために、病棟の職場環境にも目を向け
ています。職員みんなが笑顔で働きやすい環境を作って、患者さんや
ご家族に少しでも多くの笑顔になっていただけるよう努めています。

患者さんやご家族の相談にも、親身にすぐ対応できるように心掛けて、
「いつも笑顔」を合言葉により良い看護・介護を目指して、1B病棟ス
タッフ一同これからも頑張ります。

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2016年8月16日 (火)

国分下井海岸をお掃除しました。

暦の上では秋となりましたが、暑さはまだまだ引く気配はありません。汗を
かいての脱水や、暑い日差しでの熱中症は大丈夫でしょうか?

季節柄、海で活動される方が増えています。今回、7月23日に下井海岸の
清掃活動を行ってまいりました。海岸ということで、裸足で歩いても危険が
ないようにと、いつも以上に目を凝らしながら収集させていただきました。
炎天下での収集作業で、参加した病院スタッフも大量に汗をかきながら、
皆様の夏の思い出の少しでも手助けになればと頑張りました。

海水浴等で夏の疲れが出やすい頃です。健康にはくれぐれも気をつけて
いただけたら幸いです。

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2016年8月 8日 (月)

熱中症に気を付けましょう!

8月に入って気温も上がり、暑い日が続くようになりました。
テレビでも『熱中症』の言葉を聞く機会が増えてきたのではないでしょうか。
今回は熱中症の症状と予防についてお話します。

熱中症では、高温多湿な環境に私たちの身体が適応できず、さまざまな症状が
でてきます。

1 めまいや顔のほてり
  めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状は熱中症のサインです。

  一時的に意識が遠くなったり腹痛になったりすることがあります。

2 筋肉痛や筋肉のけいれん
  手足の筋肉が「つる」(こむら返り)を起こしたり筋肉がピクピクとけいれん
  したり、硬くなることがあります。

3 体のだるさや吐きけ
 
体に力が入らずぐったりしている。

  吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合があります。

4 異常な汗のかきかた
 
拭いてもふいても汗が出る、もしくは汗がまったく出ていない。

  汗の出かたがおかしい場合があります。

5 体温が高い、皮フの異常
 
体温が高くて触ると熱い、皮フが赤く乾いているなどの症状があります。

6 まっすぐ歩けない、呼びかけに反応しない
 
声をかけても反応しなかったりおかしな返答をしたり、また体がガクガクと

  ひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常があります。

以上のことがいくつもある場合には、重度の熱中症になっている可能性があります
ので、すぐに病院に行きましょう。

熱中症には、いつでも、どこでも、だれでも、条件しだいでかかる危険性がありま
す。
以下のことに気を付けて、熱中症にならないようにしましょう。

◆ のどが渇いてなくてもこまめに水分を摂りましょう
 (スポーツドリンク等の塩分や糖分を含む飲み物)汗で失われた塩分の補給にも
   なります。

◆ バランスのよい適切な食事と十分な睡眠をとり、体調を整えましょう。
  寝苦しいときにはエアコンや扇風機を使って睡眠不足にならないようにしましょう。

◆ 気温と湿度を気にして暑さを和らげましょう。
  日差しを遮ったり、風通しを良くしたり、エアコンを使うなどして、自分のいる
  環境を快適にしましょう。
  これくらいの暑さは大丈夫と我慢するのは禁物です。

◆ 屋外では帽子や日傘で直射日光を避けましょう。
  飲み物を持ち歩いてこまめに水分をとり、休憩もこまめにとって、無理しない
  ようにしましょう。

2016年8月 2日 (火)

第52回霧島国分夏まつり参加しました

7月16日に行われた第52回霧島国分夏祭りの霧島総おどりに当病院も参加しました。

梅雨の時期という事もあり、直前の開催が危ぶまれるような大粒の雨や総踊り中にも
小雨に見舞われましたが、皆の熱い願いが届き無事に終えることができました。

 「霧島総おどり」は、毎年6000人以上の参加者で、国分の中心市街地を特設舞台
上で弾かれる三味線の生演奏(おはら節、ハンヤ節、おじゃんせ霧島)に合わせ2時間
ほど踊り歩くイベントです。
今年は108の団体が参加し、その中の1団体として当院から約50名の職員が参加い
たしました。皆、最後まで笑顔で楽しく参加することができました。 

私たちは総踊りに参加するために約3週間前より、お昼の休憩時間を利用して皆で踊
りの練習を行いました。その成果もあって息の合った団結力溢れる踊りを披露するこ
とができました。

当院は地域に根ざした病院づくりを目指しており、地域のイベントへ積極的に参加し
ています。
職員同士の結束はもちろん、参加された地域住民や参加された各団体との交流も深め
ることができ、有意義な時間を過ごすことができたと感じています。

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診療技術部 臨床工学科のご紹介

臨床工学技士とは1987年に医療に関わる職種として誕生しました。
看護師(1948年)、薬剤師(1960年)など他の医療職に対して比較的、新しい資格
です。
今回は臨床工学技士の業務に関して少し説明したいと思います。

主な業務は、血液透析、高気圧酸素治療、生命維持装置(人工呼吸器・人工心肺)、
などの医療機器の操作・管理を行っています。
最近では、だいぶ認識されてきましたが、世間一般的に見ると看護師、薬剤師ほど
は、知られていない職種であり、仕事の内容をまだまだイメージできる方は少ない
と思います。

血液透析は、腎不全などで機能が著しく低下した腎臓の代わりに、体内の血液にある
過剰な水分や不要な老廃物など、透析機械のダイアライザー(人工腎臓)を通して取
り除き、きれいになった血液を体内へ戻す透析療法です。通常、1回の透析時間は開
始から終了まで、約3~4時間かかり1週間に2~3回ほど行います。

高気圧酸素治療には救急的適応として、低酸素性脳機能障害、脳梗塞、急性心筋梗塞、
ショック(敗血症性)、腸閉塞、(イレウス)など、非救急的適応として、難治
性潰瘍(褥瘡など)に伴う抹消循環障害、熱傷または凍傷など(「日本高気圧環境医
学会」)、通常より高濃度の酸素を体内に取り込むことで病態の改善を図ろうとする
治療法です。

また、人工透析・呼吸器など医療機器の保守・点検を行い、いつでも安心・安全に使
用できる様に対応しています。

今後とも患者さんや地域の皆さんに信頼していただける治療を目指し、努力を積み重
ねていきたいと思いますので宜しくお願い致します。