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2016年4月

2016年4月26日 (火)

地域包括ケア病棟、取り組みの紹介

H28年4月より地域包括ケア病棟で、移動・移乗・トイレ動作の現状と退院時の動作
獲得の目標を視覚化する目的で、動作プレートの設置を行いました。
看護部とリハビリ室が連携し、入院日に動作プレートを設置します。
また入院の経過とともにカンファレンスなどを行い、回復に合わせて現状動作プレー
トを変更し、目標動作プレートの活動に近づけていきます。

今までは患者様・ご家族様に口頭や書類などで目標を伝えておりましたが、今後は
すぐ視界に入る位置にあることで、患者様のみならず看護やリハビリ、ソーシャル
ワーカーといった入院生活に関わるすべてのスタッフが、目標を共有できるように
取り組んでいきます。

地域包括ケア病棟の限られた入院生活をより充実したものに出来るよう、これから
もスタッフ一丸となって考えていきたいと思います。


    
(動作プレート)
 

2016年4月19日 (火)

健康診断でよく行われる検査②

健康診断でよく行われる検査

尿検査について(~続き)

 ④尿糖って
採った尿の中に糖(ブドウ糖)が含まれているかを調べます。
血液中のブドウ糖を「血糖(けっとう)」と言いますが、この血糖が高いと
尿にも糖が出てきて尿糖の(陽性反応)が表れます。

検査方法は、試験紙で調べる「定性検査」と、1日の尿中に含まれる糖の量
を測定する「定量検査」がありますが、通常健診では定性検査を行います。

結果の基準値は陰性(-)か偽陽性(±)であれば正常と判断されますが、
陽性(+)~(++)の場合は、異常として判断し、腎臓や膵臓に病気を
疑い再検査を行います。
しかし、健康な人でも、甘いものを食べ過ぎたあとや強いストレスを受けた
時は、一時的に結果が陽性に出ることがあります。
また、体質的に尿の中に糖が出やすい「腎性尿糖」(じんせいにょうとう:
腎臓の機能が低下しているときに陽性として検出される)の人もいます。

健診では血液検査も行いますので「糖尿病」ではないかと疑われる場合には
空腹時血糖値ヘモグロビンA1Cの値がスクリーニングとして優先されます
のでご心配な方は詳しく検査されるとよいでしょう。
さらに、妊娠中にも、生理的に尿糖が出やすくなりますので健診を受けられ
る方は一言申し出て下さい。

2016年4月11日 (月)

がん、摂食・嚥下機能低下、低栄養状態に対するお食事相談

外来・入院・在宅の患者さんに対し、これまでは糖尿病や高血圧、腎臓病食など疾病
を中心に栄養指導を実施して参りましたが、H28診療報酬の改定によりがん、摂食・
嚥下機能低下、低栄養状態に対する栄養指導の体制が整えられ、積極的にご相談頂け
るようになりました。
食欲がなくお困りの際や、食べ物に咽せてしまうなど、患者さんの状態に合わせた
お食事の工夫を管理栄養士がお答えします。
当院は、入院・外来のみならず訪問栄養指導も実施しておりますので、ご希望の際は
担当ケアマネもしくは当院までご連絡ください。

2016年4月 5日 (火)

救急医療について

当院は昭和524月に国分中央一丁目に開設し、『霧島市民に必要とされる病院創り』
を経営理念に掲げ、地域に根ざした高齢者医療の充実を目指してまいりました。

高齢者医療と一口に言っても手術や放射線治療、抗がん剤治療等多岐にわたりますが
救急医療も重要な役割を果たします。
この度、当地区の二次救急輪番制からは外れることになりましたが、長期間の入院治
療を必要とする高齢者救急を担うことが当院の救急医療における使命と考え、高齢者
の肺炎、心不全、呼吸不全、糖尿病の急性増悪等に対しては今まで以上に積極的に取
り組む所存でございます。
入院初日よりリハビリを介入させ寝たきりとならないようにし、褥瘡を作らない、健
康寿命を延ばすをモットーに当地区における高齢者医療に少しでも貢献できるよう職
員一丸となって取り組んでまいります。

今後とも患者様目線でのご指導を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。