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2016年7月20日 (水)

身体拘束廃止を目指して

身体拘束とは「治療に支障となる挙動がある」または「事故の危険性がある」場合

  例えば                                                                                        
 「点滴の針を抜く行為」や「酸素マスクをはずす行為」「栄養チューブを
   抜く行為」「自分の体に傷をつける行為」「多動による転倒転落」など 

に患者さんの安全を守るためにどうしても必要な場合には、ご家族の了承・要望に
沿って、抑制帯や拘束用手袋(以下ミトン)の使用を余儀なくせざるを得ない場合
があります。

しかし、身体拘束を行うことで人間としての誇り・尊厳を奪うことになるので我々
は、身体拘束廃止の取り組みを行っています。

改善の1例として以前、経管栄養チューブの自己抜去や痒みがあり、体を掻きむしる
行為をして傷をつくってしまうため、ミトンを着用して抑制をしている状態で、転院
して来られた患者さんがいらっしゃいました。

そこで、私どもの病棟で身体拘束解除への取り組みを開始しまし、週に1度、多職種
にて話し合いを行い、それぞれの職種で見守りを行っている間、ミトンをはずす時間
を少しずつ長くしていく事や爪のケアなど、根強く継続していくことで、時間がかか
りましたが現在では日中において全く拘束をしていない状態となっています。
多職種間で連携を図り、チームとして取り組んだ結果だと思います。

これからも患者さんへ、身体拘束のない、安全・安楽な入院生活を提供できるように
スタッフ一同頑張ります。

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