フィリピンからの看護師候補生2名が、当院の仲間になりました
11月23日から、当院に新しい仲間が加わっています。
日本の看護師国家資格取得を目指し※、はるばるフィリピンからやって来た、メイさんとパムさんです。当院で、看護補助の実務研修と、看護師合格のための学習に励んでいます
(左:パムさん 右:メイさん)
当院に来て1ヶ月が経過し、日本の暮らしや当院スタッフとのコミュニケーションにも徐々にですが慣れてきて、ますます勉強にも身が入る今日この頃です。
先日行われた歓迎会でも「勉強も仕事も頑張りますので、みなさんよろしくお願いします」と、スムーズな日本語で、皆の前であいさつされました
2人は母国フィリピンで看護師の仕事をしていました。
今回、日本の看護師国家資格を得るため、母国で半年間の日本語研修を経て、5月から来日しさらに半年間の日本語研修を受けてきました。
最初はとまどいもありましたが、研修の成果もあってか日常の会話については思いのほかスムーズで、基本的なコミュニケーションについては大きな問題はないようです。今後、細かいニュアンスや、方言もちょっとずつ覚えてもらうと、患者さんとの会話がもっと密にできるようになりそうです。
但し、国家試験に合格するための専門的な日本語や知識についてはそうはいきません。日本人並みの言葉の理解力を備えた上で、さらに知識を備えるための勉強が必要です。
当院では研修プログラムを作成し、看護部の講師が看護師候補生と交換日記をして、コミュニケーションを図りながら懇切丁寧に指導しており、また、理解力向上のために毎週一回、日本語の専門講師を招いて日本語学習を行っています。こうして一緒に合格を目指しています。
メイさんパムさんも、慣れない国で慣れない冬を迎え、苦労も多いと思いますが、逆に当院スタッフも、相手に理解できるように説明することが必要だということを気付かされ、お互いに勉強になっています。
2人が来たことで、お互いが刺激し合い、相乗効果が生まれることを期待し、そうなるように皆で盛り上げていきます。
みなさん、新しい仲間 メイさん パムさんをよろしくお願い致します。
見かけたら、気軽に声を掛けてくださいね
※ 日本とフィリピンとの経済連携協定(EPA)に基づき、日本の看護師国家資格を取得するため来日し、当院で研修および学習を行っています。なお、鹿児島県内では、平成24年度、今村病院分院4名、今村病院3名(共にインドネシアの方)、当院2名の合計9名が各病院に勤務しております。
経済連携協定(EPA)は、貿易の自由化に加え、投資、人の移動、知的財産の保護や競争政策におけるルール作り、様々な分野での協力の要素等を含む幅広い経済関係の強化を目的とする協定のことです。
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